こんにちは、うまけ~さんです。
ここでは、自身の経験を踏まえて、ギャンブル(パチンコ、競馬、カジノなど)について提言、苦言を綴っていきたいと思います。今パチンコ依存症、ギャンブル依存症でお悩みの方に、少しでもお役に立てれば幸いです。
今回は、パチンカーの狂ってしまった金銭感覚と、パチンコの期待値についてのお話。

パチンカーはお金を平気で借りられる
私も友人とパチンコを打ってるとき、自分の持ち金が早々に底をついてしまうことが有ります。そんな時、友人に頭を下げて
「1万円貸して。」とお願いすることが有りました。

でもお金を借りてまで打ち続けて、勝った試しが有りません。
ほぼ9割方負けてしまいます。すでにその日の運は尽きているのに熱くなると、冷静な判断ができません。
また、たまに一人で打っている時、顔見知りから無心されることが有ります。自分が調子いい時は、少額なら「いいよ。」と気軽に貸したりします。

よく有るのが、「もう直ぐ天井だからたのむ。」と言われること。

でも天井ひいてもすぐのまれて結局スッカラカンになる。
もちろん相手を信用して、返してもらえることを前提にですが、パチンコ屋以外で、こんなに簡単にお金の貸し借りをする場面て有りますかねぇ?
100円、200円じゃないんですよ、1万円です。
普通のサラリーマンならそこそこの金額だと思います。それを、当たり前のように簡単に貸し借りできるのはやはりパチンコ屋と言う特殊な場所にいるからだと思います。
例えば、友達とデパートに買い物に行って、あなたの所持金が3万円だとします。もし気に入った洋服が4万円だったら友達に「1万円貸して。」と気軽に言えますか?
普通の人は、そんな時は他の予算内の物を探すか、その日の買い物は諦めると思います。
でもパチンカーは自分の欲望を押さえ切れず平気で「貸して。」と言えるんです。
パチンコ屋では貸す方も、借りる方も金銭感覚が麻痺しています。
友人の体験談
ある時、私の友人がパチンコ屋さんで、40歳代の女性に声をかけられました、
「サービスするから、1万円でどう?」

その時、友人は5~6杯ドル箱を積み上げてました。余裕もあるし、嫌いではないし、興味から「いいよ。」と返事しました。
男性トイレに案内されると、大便の狭い部屋でサービスを受けたそうです。内容はご想像にお任せしますが。
その後その女性は何食わぬ顔でパチンコを打ち始めたそうです。噂には聞いていたものの、実際にあるのだなぁと思いました。
私も、ドル箱を10杯ほど積み上げていた時、30歳くらいの見知らぬカワイイ女性が隣に座ってきて、話かけられたことがありました。
その女性は、パチンコを打つこともなく、私と世間話をしながら愛想笑いをしているだけでした。私は、とても調子のいいパチンコに集中していたので、まともに相手にしてませんでした。
5分位すると、女性は席を離れ、どこかに消えていきました。
後で、その女性はおそらく私の出玉を見て何らかの交渉がしたかったのではなかったのかなぁと思いましたけど。

依存症が性欲を超えた瞬間でした。
このようにその場でどうしても打ち続けたいとき、こういう行為でも平気でできるほど、感覚がおかしくなってしまうものなのです。
感覚をマヒさせるもの
今のパチンコは、何も起こらなければ1万円くらい30分で無くなります。
1時間で2万円です。
よほど特殊な仕事でない限り、時給2万円ももらえることなどあり得ません。よく貰ってもせいぜい2~3千円位でしょう。千円のアルバイトなら20時間分です。
あなたや、私が汗して10~20時間働いたお金が、1時間で簡単に、あっけなく無くなるのです。

でもパチンコに興じている人はそんな計算しませんし、分かっていても考えない事にしてしまいます。
あなたが打ち込んでいる、パチンコ玉やコインは形を変えているだけで実は、現金なのです。

今は、1万円札まで吸い込まれるようになっていますが、一昔前は、パチンコ台の間にある通称サンドイッチと言う両替機に5百円玉を投入するとパチンコ玉が買えました。
その頃私も、お金を使ってると言う感覚がほとんどなくなっていたと思います。10枚あった5百円が見る見るうちに消えていきます。
5百円玉が、千円札、一万円札に代わってもその感覚はさほど変わりませんでした。ひところパッキーカードどというものが全国のパチンコ屋に備えられていました。
あれなどはその最たるもので、1万円をカードの替えると増々お金に感覚が薄れていた。
パチンコ業界の思うつぼでした。
現金を、パチンコ玉やコイン、カードに変換することで感覚が余計に麻痺してくるのだと思います。
たちの悪い期待値
皆さんもご存じだとは思いますが、ギャンブルには期待値という物が有ります。

簡単に言いますと、100円使えば80円は帰ってくることが期待できると言うものです。
宝くじなどは、期待値が45%くらいで正しく夢を買うようなものです。100円使っても45円しか約束されないのならそんなに懸命にお金を投資することはないと思います。

当選する攻略法などないですし、あるとしたら神頼み位です。宝くじに嵌ったと言う人はほとんどいないと思います。
競馬でも期待値は65%ほどです。(これは、データを駆使したりあらゆる予想方法、馬券術で100%を超えさせている人もいたりしますが。)

パチンコやスロットは期待値が80~90%も有ります。これがパチンコを遊戯する人に幻想を抱かせるのです。
注:ルーレットやブラックジャックはもう少し高い。
確かに、他のギャンブル(カジノを除いて)より勝てる確率は高いです。誰でも、今日は10万円勝った、5万円勝ったという事がよく有ります。
仮に、パチンコで1万円投資して10万円払い戻しを受け、その後一生パチンコを打たないのであればあなたは勝ち組ですけどね。でもギャンブラーはアホですから、そこで止めるはずはあり得ません。
当然ですが、長くやればやるほど収支は期待値に近づいて来ます。一年間通して打ち続け100万円使ったとしたら、返ってくるお金は80~90万円に近くなります。
よほど運がいいとか、天才的に技術が優れているとかでない限り必ずそうなるのです。
それを、自分のお金だけで遊戯するのならまだしも、サラ金とかで借りて遊ぶようになったらどうなると思います。サラ金の年利分は期待値がさらに下がりますよ。

わかるけど、目の前の現金優先。それがパチンカー。
今パチンコ業界は、客離れが進んでいるので期待値も80%ないかもしれませんが、期待値が高いほどハマりやすくなるのがギャンブルです。
まとめ
「パチンコは適度に楽しむものです。」
よくパチンコホールのあちこちで張り紙を見かけます。

適度に楽しめないようにしているのはまさにパチンコ業界なのに。

煽るだけ煽って逃げ道だけは確保している。
また、私も昔はよく読んでましたけど、パチンコ関連雑誌があります。コンビニなどでもたくさん陳列されています。攻略法とか、勝ち方とか、実践漫画とか、射幸心を無駄に煽るものばかり。

パチンコにハマっている時は、本当に夢中で読んでた。
でもパチンコを離れて改めて眺めると、ただの業界宣伝雑誌。中身のない〇ズ本だというのがよくわかります。
パチンコも以前よりは規制が厳しくなってはいますが、業界はあらゆる手段で射幸心を煽ってきます。誘惑に負けないように。
最後に、そうは言っても依存症になるもならないも自己責任です。
パチンコ屋やメーカーに責任転嫁することではありません。
最終的には自分が悪いのです。
全くパチンコやギャンブルに興味のない人も大勢います。きっかけは何であれそれに魅せられたあなたが責任を負うべきです。
私も何とか抜け出そうとしております、共に頑張りましょう。
次回は、どうすれば依存症から抜け出せるかについて書く予定です。
それでは
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